「とっくん」
今日は大牟田(福岡)で、デイサービスの現場観察。利用されている人たちと自由に話す時間があり、僕は1人でテレビを見ているおばあちゃんの横に座って話しかけた。おばあちゃんは僕の顔を見るなり、目が急激に大きくなり、口を震わせながら言った。
おばあちゃん
「あ、あんた、息子にそっくりだわ。あらまあ。」
僕
「おおお、そうなんですか。そんなに似てるんですかー?」
おばあちゃん
「そっくりだわあ。あんた、笑ったら、目尻にシワができてるけど、それがもう、そっくりだわ。息子のことは”とっくん”って呼んでるの。とっくんにそっくり。」
僕
「それはそれは。今晩にでも、そっくりさんに会ったと息子さんに電話してみてくださいね。」
おばあちゃん
「とっくんに会いたくなってきたわあ。それにしても、そっくりだわ。……ん?もしかしてあなた、とっくんなの?あれ、とっくんなの?」
僕
「えっとね。。僕はとっくんじゃないですね。」
おばあちゃん
「、、、、はあ!? あ、あんた、だれぇ!??」
テキストだとなかなか伝わらないが、いきなり飛び出した「あんた、だれぇ!??」の迫力がすごすぎて、思わず笑ってしまった。昔、こんなくだりのコントがあったと思うんだよな。。笑
最後には僕が大阪から来た人だとちゃんとわかってくれて、「息子に会えた気分になって嬉しかったわ。来てくれてありがとね」と言ってもらい、ガッチリ握手して別れた。
今度はぜひ、とっくんに会ってみたい。